Plinio Michetti
[Torino; 1891-1990]
プリニオ・ミケッティ

Genova のすぐ西、 Savona の都市 Calizzano に生まれ、1920年代に Torino に移った後は生涯そこで製作を行った。作風には、 Genova スクール(特に初期)と Torino スクールの両方の影響が見られる。本人が著名になることを嫌ったこともあって詳細な足跡は知られておらず、今日でも一般に広く知られているとは言えないが、決して無視すべきでない重要なメーカーの一人である。

先にも述べた通り、具体的な師弟関係や他メーカーとの協力関係を示す記録は残っていないが、初期の作品の傾向から、 Torino 移住前には Genova の Cesare Candi や Paolo De Barbieri の工房に出入りしてヴァイオリン製作の基本を学んだとする説や、 Torino スクールの巨匠の作風を模した作品の素晴らしさから、 Annibale Fagnola や Carlo Oddone と共同製作を行っていたとする説等がある。いずれにせよ、それらの巨匠と直接的な関わりがあったとしても何ら不思議ではないことは、 Michetti の優れた作品を見れば明らかである。なお、1920-1940年頃に製作された初期から中期にかけての作品には特に傑作が多い。

展示会や製作コンクールにはキャリアの初期から1960年代まで積極的に参加していた記録があり、1928年 Torino で銀賞、1949年 Cremona で銅賞等の受賞歴がある。

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